大前流心理経済学 貯めるな使え!

大前流心理経済学 貯めるな使え!

要約は以下の通り。

• 日本が経済的に復活するための手は、すべて日本の中（膨大な個人資産）にある
• 日本の経済には従来の経済学は通用せず、日本人の中にある漠然とした「不安」を取り除く必要がある
• 「不安」を取り除き、膨大な個人資産を動かすことによって、日本の経済は復活する
• 「不安」を取り除くには、将来のビジョンを語れるリーダが現れるかどうかにかかっている

タイトルの「貯めるな使え!」というのは「貯めずに消費しろ」という意味かと捉えていたが、
「貯めるだけではなく、活用（運用）して、お金でお金を稼げ」という意味も込められている。

全体として筆者の主張するところは納得ができ、まだまだ日本に可能性があることに自信が持てたが、
同時に「不安」を取り除くリーダが現れないことに寂しさも感じた。