格差と希望―誰が損をしているか?
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- 作者: 大竹文雄
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2008/06
- メディア: 単行本
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複雑で神経質な問題に対して、冷静に科学的に議論していると感じた。
通常の問題は既得権者が少数であり多数の人が損をしているのだが、
格差問題の1つは既得権者が多数の正社員という点が、問題を難解にしている。
個人的には安心して仕事を辞めることができるよう、雇用を流動化させるべきだと考えているが、
実際にその方向へ持っていくのは難しいだろう。
少なくとも再教育や初等教育への支出を強化すべきだろう。
これも高齢者が抵抗勢力になって難しいかもしれないが。