Google Docs と Google Sites

Google Docs はよくできていますが、あくまで Microsoft Officeのネット版/グループウェア版という位置づけでしょうか。作成したファイルを共有するという観点においては、面倒くさいです。

単にファイル共有という目的で使うならば、Google Sitesのほうが適当です。ファイルキャビネットテンプレートというものがありますが、これでは簡単にファイルのアップロード、アップロードしたファイルの一覧ができます。

ファイルの履歴機能も持っているので、SVNのような編集の競合を検知する機能はありませんが、簡単なバージョン管理は実現できます。

またGoogle ということで、検索機能が同時についてくるのもうれしいところです。

ファイルサーバ上でファイルの整理にフォルダを使っていた点については、ページが対応します。整理したい単位ごとにページを作成し、そのページ毎にファイルをアップロードしていく形になります。

共有という観点ではGoogle Sites自身にはサイトを共有する範囲の設定ができるので、会社単位で共有のものを1つ作り、そこにファイルを上げていけば会社レベルでのファイル共有が実現できます。
細かいページ単位での共有設定はできません。この辺はファイルサーバとの差になります。あとサイトの共有設定に注意しましょう。うっかりパブリックにしてしまうと、えらいことになります。