Windows Vistaにて、Apache TomcatをWindowsのサービスとして登録する方法

Windows Vistaにて、Apache TomcatWindows のサービスとして登録する方法についてです。
Windowsインストーラを使わなくても、Windows のサービスとして登録することができます。


もっとも簡単な方法は、bin フォルダの下にある、service.bat を使います。
Windowsインストーラからインストールした場合は、このファイルがないかもしれません。その場合は、zip版から取得してください。


この service.bat をコマンドプロンプトから実行するのですが、ポイントは「管理者として実行」すること。
考えてみれば当然な気もするのですが、これに気づくまでにえらく時間がかかりました。
スタートメニューから「コマンドプロンプト」を起動する際に右クリックで「管理者として実行」を選択し、
その上で立ち上がったコマンドプロンプト上で、service.bat を実行します。

$ service.bat install (サービス名)

とすると、指定したサービス名で Tomcat が登録できます。

$ service.bat remove (サービス名)

とすると、先ほど登録したサービスを削除できます。

もっと細かいことをしたければ、ここを見れば分かります。
サービスの登録時にいろいろなオプションを指定できるので、複数のTomcatを別々のWindowsのサービスとして登録することができます。
service.batは基本的なオプションを指定して、サービスの登録をするようにできています。

また Windows Vistaだと TomcatWindows インストーラによってインストールしても、"Monitor Tomcat" "Configure Tomcat"が動きません。
これも「管理者として実行」すれば動きます。
Windowsサービスにアクセスするには管理者権限が必要なためで、これらのプログラム(tomcat6w.exe)もWindowsサービスにアクセスしているから、このようになります。