Intermediate Boundary Events in BPMN 2.0

BPMN 2.0 の仕様策定が進んでいます。昨年夏に Beta1 が公開されそこからまだ進展していないのが気がかりですが、今年はそれに対応した製品の開発が加速するという話も聞きます。

さて肝心の内容ですが、BPMN 1.2 からいくつかのアイコンが追加されています。私が注目したのは、タスクやサブプロセスの境界線上に置く中間イベントのパターンが大きく2種類に分かれたことです。

境界線上の中間イベントとは、イベントの条件が整うと、例外フローに移行することを表すものです。たとえばタイマー中間イベントの場合は、指定の時刻が来ると例外フローに移行することを表します。

BPMN 2.0 では、例外フローに移行する際、対象のタスクやサブプロセスをキャンセルするかどうか区別できるようになりました。下の図がタイマー中間イベントにおける2種類のアイコンを表したものですが、前者がキャンセルするタイプ、後者がキャンセルしないタイプです。(図が手書き風ですが、実際に BPMN 2.0 beta1 の仕様書内のものをコピーしたものです)

たとえば締め切りの1週間前に警告を行い、締め切りが来たら例外フローに移行するということが容易に表現できるようになります。

更に BPMN 2.0 を理解していきたいと思います。